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  • 執筆者の写真長谷川光志

歌が生まれるとき

またひとり友達が遠くに行くという。


それは友達と言っていいのか、別に一緒に出かけたり呑みに行ったりしたわけじゃないんだけど。


それでもずっと友達のような気がしていたんだ。友達というのはお互いの心のありようだからね。


君のする挨拶や笑顔はとても素敵だったんだ。たとえ誰も返事をしなくても。誰が気にしていなくても。ずっとわかっていたし、気付いていたんだ。友達だからね。呼ばれたらいつでも走ってきて、どんなに疲れていても笑顔で話を聞いてる姿も。


君はまだまだ若いから、もっと好きな場所で好きなことをして、今よりも素晴らしい日々を、君にふさわしい日々を送るだろう。寂しいけどそれが一番嬉しいことさ。本当に寂しいけどね。


君が幸せであること、笑顔でいることは他の誰かを幸せにすること、笑顔にすることなんだ。それを僕は友達として、ちゃんと理解しているつもりなんだ。


それを願って、僕はここにいて、そしてこれからもどこかで歌っているよ。君が知らない時間に君が知らない場所で、今までと同じようにね。いつかまた出会えるかもしれない小さな希望だけは忘れずに。


大事な人がいて大切な歌がある。そう、これが僕にとっての音楽のあり方そのものなんだ。


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