長谷川光志
トム・ペティ #1
更新日:2019年10月9日
10月2日はトム・ペティの命日だ。
いつもより早起きした朝、まだぼんやりとした頭でトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのライブをYouTubeで観る。亡くなる直前のツアーの映像。いまだに信じられない。こんなツアーをやってのけて、その一週間後に逝ってしまうなんて。
トム・ペティ逝去のニュースを知ったのは仕事の昼休みだった。スマホにニュースを告げるポップアップが出て、ギョッとした。反射的にポップアップを閉じてしまったのだが「トム・ペティ」の名前があった気がして急いでそのニュースを開き直したのだった。
その日は天気がよかったけれど、ありふれた、いつもの景色がなんだか色褪せたように見えて、それからしばらくはいつも以上にトムの曲を聴いていた。いなくなってしまったということは、トムの新しい曲がもう聴けないということだ。それを考えると、とても寂しくなった。そして生きているということは、新しいものを作り出せることなんだと思った。
たとえトムがいなくなったとしても、生み出した曲は色褪せない。今日も力強く、生々しく、心に訴えかけてくる。染み渡ってくる。そういう曲を、色褪せない曲を作り続けてきたんだと思い知らされる。
もしも、トムが生きていたら。
どんな曲を書いたのだろう、どんな言葉をつむいだろう。それを想像しながら音楽を楽しんだり、触れ合う時間の中を生きている。それはきっと俺の作る音楽にも影響を与え続ける。ないものを確かにつかみ取れるのは音楽の強さだ。「American Girl」のイントロが流れれば彼らはいつだって、目の前に現れる。
トム・ペティは最も愛するロック・シンガー、ミュージシャン、ソングライター。
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