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  • 執筆者の写真長谷川光志

父と暮せば


「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。(紹介文より)


「父と暮せば」を読んで、またひとり好きな人が増えてしまった。鼻水たらして号泣だよ。井上ひさし。名前はずっと知ってるのに触れてない人ってたくさんいるし、出会うのにタイミングってあるんだなと思った。


「いちばん大事なことは、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くこと」by 井上ひさし


まさしく!一気にビビッときて、心がつながってしまった。トム・ペティや大島渚のときと同じような。

ということはこれから夢中になって追ってしまうのだな。大変だな。だけど楽しいな。


体験した世代として、戦争や原爆の悲惨さを生涯を通して伝え続けた人。誰よりもポップな形で。そしてユーモアを忘れずに。なんて最高なんだ。

それを知ると「ひょっこりひょうたん島」の物語やテーマ曲も一段と胸に響いてくる。苦しいこともあるだろさ、悲しいこともあるだろさ、だけどぼくらはくじけない、泣くのはいやだ笑っちゃおう。なんて素晴らしいんだ。


「笑いは、人間が作るしかないものだからです。」


そうだよね、そうだよね。

伝えるってそういうことだよね。



p.s. もうAmazonの「欲しいものリスト」がいっぱいです。助けてー


#井上ひさし #父と暮せば #戯曲 #舞台 #ふかいことをおもしろく #原爆 #戦争 #文学 #読書 #本 #笑い #ユーモア #ひょっこりひょうたん島




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