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  • 執筆者の写真長谷川光志

好きの理由は説明できない→ギズモ←



説明できないことの代表「好きの理由」。


どうしてそれを好きなのか、言葉で説明すればするほど遠ざかり、手垢がついてしまう。それが虚しい。

たとえばトム・ペティを好きな理由を、言いたかったことを代弁してくれているとか、バンドが超一流にクールとか、あのボブ・ディランも認めたソングライターだからとか、極太のルーツを独自の表現に磨き上げオンリーワンの説得力まで高めたからとか、いろいろ言ってみたところでどれも当たっているしどれも空振りだ。理由なんて「好き」が連れてくる。


「ギズモ」の可愛さ!

あれはなんだ。なんでこんなに可愛いのかよ。あの可愛さはCGでは絶対出ないし、出せない。というか全然ちがう可愛さになってしまう。アナログってすごく良いんだよ。スター・ウォーズのヨーダもCGになる前のアナログヨーダのほうが圧倒的に好きなんだ。


ギズモは作り込みの度合いとか表情のパターン違いで何体も作られていちいちクルーが操ってるんだよね。バックパックの中やミニカーに乗ってるのを遠くから撮るときはコントローラーで動かしてるんだって。アップの撮影では、つながったワイヤーを通して、映らないところから一生懸命動かしてる。本当に、生きているように見えるんだよ。コメンタリーでスタッフ自ら「当時はローテクだったよな笑」とか言ってる。いまの技術ならなんでもできるって。テクノロジーがない分、できることはなんでも試したって。



ギズモが可愛いのはアナログだから。(もちろんキャラクターデザイン自体が超カワイイってのはある。)

でもなぜ「アナログが好きか」って、説明できないんだ。デジタルよりもアナログなものを好むこの嗜好。昭和生まれだから?郷愁?反テクノロジー志向?これってわからないんだ、自分でも。


きっと令和に生まれた人の中にも「このギズモが良い」って人がいて、それは説明できないけどどうにもたまらなく良いんだって人がいるはずだと、そう思うんだよなあ。


「グレムリン」最高。今年のクリスマスは「素晴らしき哉、人生」と「グレムリン」だな。決まりだな。



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