長谷川光志2019年11月12日読了時間: 1分好きな人に好きですと言った瞬間にわたしの時間ははじまった。待ち受けているかもしれない絶望をぜんぶ含んだわたしの世界がその瞬間に立ち上がってきたんです。生きていくことにしたんです。絶望に絶望して憧れにあこがれて明日にじらされながら破裂するいまこの瞬間の連続生きていくことに決めたんです。わたし生まれてきたんです、好きな人に好きですと言った瞬間に。#詩 #poem #ポエトリー #好きな人に #詩作 #シンガーソングライター #恋 #恋愛 #ラブソング #Love #生きていくことにしたんです
好きですと言った瞬間にわたしの時間ははじまった。待ち受けているかもしれない絶望をぜんぶ含んだわたしの世界がその瞬間に立ち上がってきたんです。生きていくことにしたんです。絶望に絶望して憧れにあこがれて明日にじらされながら破裂するいまこの瞬間の連続生きていくことに決めたんです。わたし生まれてきたんです、好きな人に好きですと言った瞬間に。#詩 #poem #ポエトリー #好きな人に #詩作 #シンガーソングライター #恋 #恋愛 #ラブソング #Love #生きていくことにしたんです
祖父と腕まくら夏になると蘇ってくる記憶がある。 それは蒸し暑い午後に、祖父の腕まくらで昼寝をした記憶ー。 寝転がって見上げた天井の染み、目の前の祖父の肌、夏の粘り気のある暑さに時々窓から吹き込む風の心地よさなど、そのときの光景や感覚は今でも驚くほど鮮やかに思い出すことができる。 中学校に上がってからはさすがに一緒に昼寝をすることもなくなったから、あれは僕の小学生時代。今から30年以上前になる。 祖父母は浜松で豆
レアンカルナシオンこれは間違いだ、ということは間違いがなかった。 「わたしはどこかで道を間違えたんだ。」とはっきり彼女は思った。ただ過去のどの場面で、どの選択を謝ったのかはすぐにはわからなかった。 数えきれない選択のすべてを《正解》で数珠つなぎにしたような、私が歩むべき理想のコースがあって、それをあるとき一歩踏み外したのだ。その一歩がどれだけ致命的であるかを思い知った。 踏み違えたポイントを起点にして、あとはどれだ