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  • 執筆者の写真長谷川光志

ステイホーム記①

更新日:2020年5月9日



もうもうと煙たい居酒屋のカウンターに座った小泉今日子が注文したのは熱燗とマグロ納豆、蓮根のきんぴら、塩らっきょうで、同じくカウンターの端っこでは柄本明が呑んでいて、店の主人はモト冬樹!

三段式にテンションを上げるこの冒頭の二分を観ただけで「こいつはタダごとではない映画だ!」という確信きた。


「センセイの鞄」という映画を観たんです。


酒屋、そこで流れる歌謡曲や演歌、酒、美味そうな料理、モト冬樹、日本文学、花見、温泉宿と鮎、スナック。俺のための映画なのでは?と思うほど「好き」のオンパレード。そして純愛。遅々として進まない羊の歩みのような、三歩進むたび二歩下がるラブストーリー。行け!行っちゃえ!と思うんだけどなかなか前に進めない年の差30才、元国語教師と生徒のおかしな恋愛。センセイの鞄。良い映画ってたくさんあるんだねえ、まだまだたくさんあるんだね。こういうの作らずにいられない人がいるってことが嬉しくて泣けてくるよ。




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