長谷川光志
春と観音様






恋なんて
巡りゆく春と同じようなものさ
出かけてみなきゃつかめないぜ
はじまりはいつもそうさ
「春の嵐」
春、満喫してますか。
見上げましたか。
舞い散る中に佇みましたか。
今ちょうど桜吹雪だよね。うちの近くのお寺に立派な桜の木があるんだけど、今日見たら盛りを過ぎてあと何日持つかって感じだった。散ると寂しいけど、だからこその桜なんだよね。圧倒的に咲き誇って、ぶわーっと舞い上がって散って、来年までさようならというこの短さがいいんだね。
俺もこの前の群馬で桜、堪能したから悔いなしだ。空も花も風も水もその中を行く自分たちも、歌も春そのものだったな。
葛西さんが案内してくれた高崎観音。こちらも桜満開の春爛漫だった。
ついに観音様とご対面。
今年はいい年になるぞ。
ねえ、葛西さん。