• 長谷川光志

そうじゃないかと思ったわ

最終更新: 2020年1月10日



それにしてもこの生活というのはどうもこうもなく。

どこまで行っても自分がただそれをしたいがために、これをするしかないと思っているがためにこの生活をしているのだなと思う。


今夜もラジオ、聴いてくれてどうもありがとう。

聴きながらまだ正月気分抜けてないじゃないかと自分の声に対して突っ込んだよ伊勢原からね。


たとえば三年前の自分はというと音楽しか聴いていなかったし、それまで音楽をやっていながら音楽を知らないことへのコンプレックスで文字通り音楽漬けになってしまえばいいのだと、自分が過ごす部屋と時間と空間そのものがとてつもなくカッコいいと思える音楽そのものになってしまえばそこにいる俺自身がひたひたに漬かったツーンと香ばしいなにかになれるはずだと音楽ばかり聴いていたのだった。

そうじゃないかと思ったわと言われそうで言いたくないけど今日読み終えたのは川上未映子の「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」。まさしく怒涛の言葉に飲み込まれて、途中たくさんの枝や流木に引っかかりながら流されて傷ついたり息ができなかったり、瞬間の青空にハッとしたりしながら文庫版のあとがきまでたどり着いた。順番に読もうと思った。なので次は「わたくし率 イン 歯ー、または世界」。


部屋の中とか、昼休憩のイオンの喫煙ルームとかいつもの小田急線たった三駅の移動とか、休日のベッドの上も平日の畳の上まで、すべて映画館にしてしまえれば、すべて言葉の海にしてしまえればいいのであって。ことばというものがよくわからない、もっと知りたい打ちのめされたいというコンプレックス。まだ知らなかった感動にかっさらわれたいという衝動で、今日もずっと生活して生きている。


明日は今日よりもっと歌が良くなるに違いないという、悲しいかななんの確証もないのだがしかし、これをするしかあり得ないという、それをしたいがための生活。

これ、書くほどに書くほどのことじゃねえなあという気もしてくるんだけど、でも表現ってほとんどは恥をさらすってことだねって書いてあったこの本のあの場面におれは全面乾杯した。キリンラガービールのロング缶で。(これはホントです)


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