長谷川光志
浪漫と蕎麦屋






日吉Napライブの翌日は横浜。
蕎麦屋で粋に呑むのは永遠の男の浪漫ですが池波正太郎のようにはいきません。音楽の話なんてしながらボトルを空けたあと、さらに瓶ビールを注文してしまう僕らです。まだまだ修行が足らないのです。
シロップ割りで飲むコーラは甘くて気持ち悪いでしょうが、蕎麦湯割りで呑む蕎麦焼酎はなんともさっぱりとして、染みわたる美味しさでした。なにより一番の肴は、楽しき会話なんだと思いました。
「今が一番底なんだから、続けている限りは上がるしかないんだから」といつもいつも勇気付けてくれる人がいるんです。だから出来ることはひとつしかないといつもいつも思います。
前日のライブはとても良かった。
「一所懸命」という言葉が頭をよぎる。そのとき、そのワンステージしかない。
