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  • 執筆者の写真長谷川光志

セルピコ

正月気分も卒業です。


長い休暇って突入したときからすでに無意識のカウントダウンが始まっていて、のこり三日くらいからもう憂鬱よね。待ち望んでたはずなのに、休暇の長さに比例した分だけの憂鬱がちゃんとやってきちゃうよね。どうしたものか。みんなそう?


昨日おたのしみボックスから選んだのはアル・パチーノ主演の「セルピコ」で、これホント大好きな映画で観たい観たいと思っていたけど、観たら観たで重いんだ。ずーんとくる。がーんとなる。もうやめてー助けてやってーと思う。ローリーよ君だけは行かないでくれ!と切に思う。


セルピコは実在の人物で、ニューヨーク市警の収賄汚職と戦った警察官。ひとり賄賂を受け取らない姿勢が警察内部から反感を呼びどんどん孤立していくんだけど、どんどんひとりになっていく経過がどこまでも切ない。信じるものをなくしたセルピコの心は荒んでいって、最後の理解者ローリーも彼の元を去っていく。ああ悲しい。見るのがつらい。いよいよ命の危険と引き換えに警察の内部汚職を告発するセルピコの命運は…という物語で、演じるアル・パチーノはほんとうに素晴らしい。



汚職の実情について話すセルピコを、ローリーが優しくいたわるシーンがある。「こわばっているわ、こっちにきて」とマッサージするシーンだ。ここが好きでたまらない。緊張と失望の連続の中の救いのようなシーン。


さて、今日から仕事始めって人が多いでしょう。

俺もセルピコに倣って、きっちり自分の仕事をしようと思います。撃たれるのはイヤだけど。

やっぱり観てよかったよ。


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