• 長谷川光志

きょうのお別れ

君がみていないときにぼくはみていたし

ぼくのしらないところで君は考えていた


新しい命をやどした君はどんどん透明になって

大きくなっていくおなかが愛でふくらんでいく

アスパラの肉巻きを食べたこともないのに

君に宿ったあたらしい命をぼくは

地球を愛おしいと思うレベルで

とても愛おしく感じているよ


誰にも聞こえない声で

おめでとうを何度も言ったし

そして少しさびしい


きっとまた明日もあたらしい朝がきて

君はそのひかりに祝福されながら

どんどん透明になっていく


おめでとう

涙が出るほど、おめでとう


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