長谷川光志
【ライブ】きょうの日記〜2021.7.11
家を出るときには梅雨が明けたかのような夏の快晴、下北沢に向かっている最中に不穏な黒い雲が広がって、ビッグマウスに到着するとものすごい雷雨になった。

ライブとは不思議なもので、歪な世間の動きとか窓外の嵐を《背景》にしてしまって、まったく別の世界をみんなで旅する。ドラマチックで映画みたいで、それは体験だ。一生に一回しかない体験がそのたった一回のライブだ。
いま飲食店が目の敵にされているがライブ業界もまだまだ厳しい。客席も寂しいことが多い。営業時間も大幅に繰り上がったままで、これまでのライブハウスの通例が崩れている。それでもライブは各地で続く。一生に一度きりのそのステージは、今日も生まれている。

GEN
長谷川光志
Masaenomado
「ライブっていいよ」と素直に言える、誰かを誘いたくなる一日だった。誘った人がみるみる笑顔になるのが想像できる一日だった。最初から最後まで気持ちよくて、気持ちよいだけがライブじゃないかもしれないが、こんな日があってもいいだろうという、ものすごい雷雨で始まったとは思えない一日だった。
来てくれて本当に、本当にありがとう。

肉じゃがはMasaeさんを待っていただろうか。
たくさんの人に聴いてもらいたいライブだけど、いまそれが難しいというならまたいつかその日が来るまで歌い続けていること。
今日もなにかひとつチャレンジすること。
なにかひとつ楽しいことをさがすこと。
今日はいい日だ!