• 長谷川光志

「見ろ、僕はまだ立っている」

最終更新: 2020年6月9日


エルトン・ジョンは特別。


バンドを離れてソロで弾き語りを始めた頃、背中を強烈に押してくれたのが当時60歳を迎えたエルトンの武道館、ピアノ弾き語り公演だった。バンドなしのピアノ弾き語り。年齢層高めのオーディエンスがついにはオールスタンディングで踊り歌いまくり熱狂してひとつになるという「魔法にかかった」としか言いようのない夜だった。


作曲しながら毎晩のように聴いていたポールとエルトン。ありありと蘇る光景。タイムドメインのスピーカーからエルトンは、ギターを抱えて試行錯誤する俺にいつでも歌ってくれた。


気難しそうで繊細で癇癪もち。エルトンに対して勝手に抱いていたイメージはこの映画で裏付けられた。伝記映画「ロケットマン」はエルトンが自分自身と対話する映画だった。ありとあらゆる手段で傷ついて、ギリギリのところで踏みとどまった人間が再生する物語はエルトン・ジョンと彼の音楽をそのまま表していた。ミュージカルアレンジで繰り出される永久不滅の名曲たちは、バーニーがエルトンに託したもうひとつの世界であり、エルトン・ジョンという物語そのものだった。


「Don't Let The Sun Go Down On Me」を聴きながらこれを書いている。


エルトン・ジョンはいつまでも特別。

世界最高峰のソングライターで、

世界一キュート。




追記

エルトンを演じたタロン・エガートンも素晴らしかったけれど、観終わって思い出したのが「This Train Don't Stop There Anymore」のミュージックビデオ。ジャスティン・ティンバーレイクがエルトンを演じている。個人的にはこれを超えるMVは他にないんじゃないかってくらい大好きなビデオ。YouTubeでぜひ見てみて。

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