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  • 執筆者の写真長谷川光志

歌詞とことば


歌詞をすごく褒められたんだ。嬉しくてさ。俺ライブ見てくれた人がふんわりと「良かったですよー」とか言ってくれたとき、「どこがですか?」って聞くようにしてるの。できるだけ。だって知りたいんだもん何が、どんなところが響いたのか。それとも他に言うことないからなんとなく口にしただけなのか。それは質問してみるとすごくハッキリわかるんだよね。


俺ものすごく単純なとこと疑り深いとこが両方あって、これは歌詞を書いてる人間の性なのかもしれないけど、いつもいつも人間の心のありようとか変化の仕方を見つめているんだよね。人の心についていつでも考えてる。自分も含めた人間の感情と、あと本当のことがどこにあるのかってこと。


「本をたくさん読んでるのがわかる」と言われて、それも嬉しいような気恥ずかしいような感じがしたんだけどやっぱり嬉しかった。本当に読んでる人はケタが違うと思うんだけど、最近は本を読むことや映画を観たり漫画を読んだり、そういうことの大切さをとても思う。音楽家が曲を一曲仕上げるのと同じように(もしくはそれ以上の軌跡を経て)生み落とされたコレがどれだけデカイものかということを思う。


そしてそのひとつひとつが、人の心について考え続けた人たちのひとつの答えのような気がする。だから言い訳せずにたくさんのものを味わって行きたいと思う。


大好きなエレファントカシマシの曲に「体の全て使い尽くして死にたい」って歌詞がある。一番遠くにある目標はそれなんだ。そのためには頭も心も体も全部使い尽くさなきゃいけない。いい曲書きたいからこそ色んなことしなきゃいけない。いつも俺はそう思って暮らしています。


#歌詞 #lyrics #音楽 #読書 #人の心 #ほんとうのこと #エレファントカシマシ #作曲 #ことば

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