長谷川光志
小田急線にて。(2019年11月9日の日記)
次にどの席があくか、つねに目を走らせてるようなのがイヤだから、電車の中ではいつでも立っている。
べつになんということもなく、それが自分で楽なんだ。
人を押しのけてでも先に乗りたい感じがほんとうにイヤだから、いつでも階段を歩いている。
それは健康にもいいんだ。
毎日一日中歩いたり走ったりしてるわけではないから、それくらいしないと体はどんどんおとろえる、ことを知っている。
そういういつものことはたとえば、「歩くのはいいぜ!」とエレファントカシマシが叫んだときの絶頂感とか、小出裕章さんの生きざまを思い返すときとか、3.11以降の世界とか、そういうものと間違いなくつながっているけどそれだけじゃなくて、自分がいままで選んだり捨てたりしてきた考え方とやり方のすべてでしかない。今の。
「あんたね、いざってときは割り込んででも乗らなきゃいけないのよ。」
これは母親がずいぶん前に俺に対して言ったひとことだけど、やっぱり見抜いているんだろうな、性格ってのは変わらないよ。根幹はぜんぜん変われない。無理なんだよ、そういうの。だからもしかしたらミュージシャンとか向いてないかもわからない。これ、笑い話だよ。
健康でいるのが一番だとしたら、永遠にひとりでいるのが楽だよ間違いなくね。自分のやり方をいつでも選択できるから。
でもそうはいられないから、みんなといるときはみんなにあわせたりするけど、イヤなことは嫌だしね。面倒くさいんだよ人って、俺も、きみも一緒。
なんかこの精神性で40歳になってしまったことを考えると、いよいよ死ぬまで変わらないのかという気もしてくる。
入谷で「たのしい縁日 ガラスの城」に行った帰り、下りの小田急線にて。
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