長谷川光志
知ろうとすること

原子力についての話もふむふむと読んだんだけど、この本で一番ぐっときたのは「138億年前の話」というところ。
現代人の体の中には、138億年前の水素が入っているという話。
138億年前に起こったビッグバンの他に水素が大量発生するようなプロセスはなくて、その時に発生した水素がめぐりめぐって、今でも人間の体の中に存在しているという。
宇宙のいろんな場所で、くっつくものが変わったら別のものになったりしながら、ぐるぐるリサイクルされながら存在している水素そのものは138億歳なんだって。
カガクにはとことん弱い俺の頭ではこの話が《親子で学ぼう子どもサイエンス》のアニメーションぐらいのイメージでしか理解できないんだけど、とにかく途方もない宇宙の時間が現代の自分の体の中まで一気につながるような感じがして興奮した。
ほかにも超新星爆発とか元素が増えていく仕組みとか、今までそんなこと何にも知らなかったけど面白かったな。
最近は寝る前のちょっとした時間にこういう短い本を読むとか、Netflixで探偵ナイトスクープを一話だけ見るとかそんな感じ。他はもう全部、音楽。
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