長谷川光志2020年6月8日2 分「見ろ、僕はまだ立っている」エルトン・ジョンは特別。 バンドを離れてソロで弾き語りを始めた頃、背中を強烈に押してくれたのが当時60歳を迎えたエルトンの武道館、ピアノ弾き語り公演だった。バンドなしのピアノ弾き語り。年齢層高めのオーディエンスがついにはオールスタンディングで踊り歌いまくり熱狂してひとつにな...
長谷川光志2020年1月6日2 分セルピコ正月気分も卒業です。 長い休暇って突入したときからすでに無意識のカウントダウンが始まっていて、のこり三日くらいからもう憂鬱よね。待ち望んでたはずなのに、休暇の長さに比例した分だけの憂鬱がちゃんとやってきちゃうよね。どうしたものか。みんなそう?...
長谷川光志2019年10月13日2 分涙の正体 (2つ目の窓)河瀬直美の映画を観ると涙が溢れる。 その涙がどこからやってくるのか考えていた。 「2つ目の窓」(2014)を観た。 映画を撮るとき、その地に住んでそこで朝日を浴び夕暮れを眺めて、土地のものを食べて現地の「生活」をする。そしてその地の人になりきった共犯者たちとドキュメンタリー...
長谷川光志2019年10月11日2 分映画が終わって、世界が始まる。巨大台風が関東を直撃しようとしていて、明日は鉄道も計画運休、世の中は一日だけ止まることになっている。雨は降り続いている。 「海よりもまだ深く」(2016)を観た。 360度どこから見ても二枚目な阿部寛が、寝グセ頭でダサいTシャツを着たダメ親を演じる。こういうのは役者がいい男...
長谷川光志2019年10月9日2 分みんなで作るということ「ザ・マジックアワー」(2008)を観た。 映画というのは特に、みんなでひとつのものを作り上げる感じがわかりやすい。一本の映画の向こう側に、携わったたくさんの人たちが見えてくる。役者はたくさんの思いを引き受けてカメラの前に立つんだろうし、監督はその役者たちの思いもすべて引き...
長谷川光志2019年10月7日2 分軽々しくない「真実」園子温をどうやって知ったか、そのきっかけを思い出していた。宮台真司と対談してた気がする。映画の話で宮台真司と、その場にもう一人居た気がする。ということはビデオニュースだ。ビデオニュースの5金スペシャルの映画特集だ。そこでは「希望の国」について、映画について、福島と原発事故の...
長谷川光志2018年7月2日2 分The WrestlerThe Wrestler / ザ・レスラー を観た。日本公開が2009年だから、9年ぶりに観たんだな。最初は大きいスクリーンで観たんだ、声を殺して号泣した。凄い映画なんだ、これは本当に。 「ブルース・スプリングスティーンがミッキー・ロークのために曲を提供した。ノーギャラで」...