長谷川光志2021年9月30日0 分理由「かわいい」なんて数値化できないし、「優しい」なんて視覚化できないじゃないか。そんな曖昧な理由で君を好きになったんじゃない。君が、君の心が好きだと言っているというそのただ一点を理由にしてなにかを好きになるところ。それが、僕が君を好きになったたったひとつの、何よりも明確な理由...
長谷川光志2021年7月16日3 分祖父と腕まくら夏になると蘇ってくる記憶がある。 それは蒸し暑い午後に、祖父の腕まくらで昼寝をした記憶ー。 寝転がって見上げた天井の染み、目の前の祖父の肌、夏の粘り気のある暑さに時々窓から吹き込む風の心地よさなど、そのときの光景や感覚は今でも驚くほど鮮やかに思い出すことができる。...
長谷川光志2021年7月12日4 分レアンカルナシオンこれは間違いだ、ということは間違いがなかった。 「わたしはどこかで道を間違えたんだ。」とはっきり彼女は思った。ただ過去のどの場面で、どの選択を謝ったのかはすぐにはわからなかった。 数えきれない選択のすべてを《正解》で数珠つなぎにしたような、私が歩むべき理想のコースがあって、...
長谷川光志2021年6月14日1 分あなたは永遠に笑顔の人であるべきだ壊して快感を得る人がいれば 繕って喜びを感じる人がいる 傷つけて遠ざける人がいれば 手当をして寄り添う人がいる 奈落に突き落とす人がいれば 崖から手を差伸べる人もいる 言葉で誰かを抉る人がいれば 言葉で心に光を灯す人もいる 不思議だこの世にはちゃんと...
長谷川光志2021年2月21日1 分draw the lineいまからここに まっすぐ線を引きます。 draw the line つなぐ。 隔てる。 切れ端。 続いていく。 境界。 区切れない世界。 あなたにはどう見えるか。 このまっすぐな 一本な線。 #詩 #poem #線 #LINE #ポエム
長谷川光志2020年12月26日1 分失われた季節、あるいは炙り出される生命(記録)「ラブという薬」いとうせいこう、星野概念 LOST AND FOUND(詩) 至る 「いわずにおれない」まど・みちお 「実りを待つ季節」光野桃 机上 富士急ハイランド サンエン台湾 どうして(詩) 無題(詩) 「Letter To You」Bruce Springsteen...
長谷川光志2020年12月25日1 分The straight storyまっすぐは、いさぎよい。 まっすぐは、すがすがしい。 まっすぐは、いきおいがある。 まっすぐは、きもちがいい。 まっすぐは、はやい。 まっすぐは、がむしゃら。 まっすぐは、がんこ。 まっすぐは、なんかダサい。 まっすぐは、ぶつかる。 まっすぐは、ひかり。...